築地のコウナゴ取引 県産半分超

ことし3月から先月まで試験的な漁が行われたコウナゴについて、福島県の業者から出荷されたものが
東京・築地市場の3か月間の取り引き量の半分以上を占めたことがわかりました。

東京都が20日、公表した市場統計情報によりますと、ことし3月から先月までの3か月間に築地市場に入荷された
コウナゴのうち、福島県の業者が出荷したのは164トンと、この期間の半分以上を占めたことがわかりました。

去年と比較しますと出荷量は1.6倍に、シェアも去年のおよそ3分の1から1.4倍になり、価格も全国平均より
6%ほど高い値段で取り引きされたということです。

県や築地の卸売業者によりますとシェア拡大の背景には、伊勢湾や瀬戸内海などコウナゴの主な漁場で不漁が続き、
全国的に品薄となっていることに加え、加工業者などが放射性物質の検査結果をもとに安全性のPRを継続的に
行ってきたことなどがあるということです。
https://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180620/6050001503.html