長谷川さんは今から6年前の39歳の時に肺がんと診断されました。ほかの臓器にも転移しているステージ4でした。
抗がん剤と放射線治療を繰り返し、4年前には右の肺の摘出手術を受け、現在も治療中です。
長谷川さんにがんが見つかった当時、病気のことを身近な人に打ち明けると、必ずと言っていいほど
「タバコを吸っていたの?」と聞かれたそうです。
しかし、長谷川さんは喫煙の経験はなく、その質問に憤りを感じたといいます。

国立がん研究センターによりますと、日本では、タバコが発生原因の肺がんは男性で69%、女性では20%と推計されています。
喫煙は、肺がんのリスクを高めるとされていますが、肺がんにはさまざまタイプがあり、
タバコを吸わなくてもなる人も多いのです。長谷川さんもその1人です。