「調査した職員は資格なし」高槻市ブロック塀倒壊

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20180622/GE000000000000023175.shtml

 大阪府北部で起きた地震で児童が下敷きとなって死亡した小学校のブロック塀について高槻市教育委員会は学校の依頼を受けた調査で安全性に問題ないとしていましたが、
調査した職員には建築士などの資格がなかったことを明らかにしました。

 小学4年の女子児童が下敷きとなって亡くなったブロック塀については3年前、防災の専門家に指摘を受けた学校側が高槻市教委に調査を依頼。
市教委はおととし2月、現地を調査したうえで「安全性に問題はない」と判断していましたが、
この調査は建築士などの資格を持たない職員2名による簡易な点検だったと明らかにしました。

 「一つは目視、もう一つは打診棒といって、伸びる棒で叩いて音を確認する。(ブロック塀が)違法であるという認識は頭からなかった」(高槻市教委の会見)

 市教委は詳しい経緯を引き続き調査するとしています。

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