手話できるゴリラ死ぬ=46歳の「ココ」−米

 【ロサンゼルス時事】手話で人間と意思疎通できるとして、「ココ」のニックネームで親しまれた雌のニシローランドゴリラが19日に死んだと、飼育していた米カリフォルニア州の「ゴリラ財団」が発表した。46歳だった。
 財団は声明で「ココは異なる生物種間の意思疎通と共感の『偶像』として多くの人々に影響を与えた」とコメントした。

 ココは1971年にサンフランシスコ動物園で生まれ、日本語の花火にちなんで「ハナビコ(花火子)」と名付けられた。
 研究者に教えられた手話を1000語以上操り、英語の話し言葉を2000語程度理解したとされる。

 米メディアによると、ココはカリフォルニア州の保護施設で死んだ。寝ている間に息を引き取ったという。
 人間とのやりとりや子猫をかわいがる様子が人々を魅了し、多くのドキュメンタリーに登場。
 自然科学誌「ナショナルジオグラフィック」の表紙も飾った。(2018/06/22-11:17)

時事通信 2018/06/22-11:17
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018062200593&;g=int