鹿児島 十島村で50年に1度の記録的大雨 厳重警戒を
2018年6月22日 11時02分気象

九州南部付近に停滞している活発な前線の影響で、鹿児島県の奄美地方では
断続的に激しい雨が降っていて、十島村では降り始めからの雨量が500ミリ近くに達しています。
気象庁は「50年に1度の記録的な大雨になっている」という情報を出して
土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

九州南部付近に停滞している前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、
鹿児島県の奄美地方に発達した雨雲がかかっています。

特に十島村では、断続的に激しい雨が降り、おととい(20日)昼の降り始めから
22日午前10時までの雨の量は、十島村平島で481.5ミリ、十島村中之島で348ミリに達しています。

このため気象庁は午前10時前、「十島村では50年に1度の記録的な大雨になっている」
という情報を出して土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

十島村では、23日にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降り続く見込みで、
朝までの24時間に降る雨の量は種子島・屋久島地方で200ミリ、十島村で150ミリと予想され、
その後、23日朝から24日朝にかけての24時間には、種子島・屋久島地方で100ミリから200ミリ、
十島村では100ミリから150ミリの雨がさらに降ると予想されています。

これまでの大雨で各地で地盤が緩んでいることから気象庁は、
十島村では土砂災害に厳重に警戒するとともに、種子島・屋久島地方でも警戒を呼びかけています。
また、低い土地の浸水、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

NHK NEWSWEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180622/k10011490571000.html