食物アレルギーの治療中に、子どもが重いアレルギー症状を起こしていた問題で、ほかにも意識障害に至った症例が全国で13例あったことがわかりました。

 アレルギーの原因となる食物を少しずつ摂取し、食べられるように治療する「経口免疫療法」をめぐっては、去年11月、臨床研究に参加する子どもが、牛乳を飲み重いアレルギー症状で一時心肺停止になったことが明らかになっています。

 「日本小児アレルギー学会」が緊急に調査した結果、2008年から去年までに治療前の検査や誤食も含めると、重いアレルギー症状が16施設で18例あり、このうち13例は意識障害に至っていたことがわかりました。

 調査をまとめた医師は、「経口免疫療法はまだ臨床研究の段階で、慎重に進める必要がある」としています。(23日11:25)

6/23(土) 12:29
TBS系(JNN)
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