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ネコなどから在来生物を守れ、世界最長の柵を設置 豪

https://www.jiji.com/sp/article?k=20180528037194a&;g=afp

オーストラリアでは、生息地の喪失やネコやキツネ、ウサギなどの外来生物が野生化し、広大な同国の各地で在来種を捕食していることなどから、生物の絶滅率が世界でも最も高い。
 AWCは今月、中部アリススプリングズの北西約350キロにある同委員会が所有する土地に、外来の捕食動物が侵入できないよう、広さ94平方キロ、全長44キロにわたる電気柵を設置した。

 AWCのアティウス・フレミング代表はAFPに対し、オーストラリアでは効果的なネコ対策が実施されていないとして、「この国で特に絶滅が危惧されている動物たちを救うために私たちにできる唯一の方法は、保護柵を設置してネコが入ってこられない広大な区域を設けることだ」と話した。
 フレミング氏は、この区域にネコなどが入れないようにして、絶滅の恐れがある在来種の哺乳類、フクロネコ、フクロアリクイ、ミミナガバンディクート、キタオブトイワバネズミなどを来年、元の生息地に戻す計画を進めていることを明らかにした。またこの区域は、2020年には約1000平方キロに拡大されるという。