>>935
ていうか、ようするにアメリカの雇用不足はアメリカ社会の性質に関係しているのですよ、つまり、
そもそもアメリカでは大学を出るような優秀な人材は皆、楽して高給をもらえるような職業に
就きたがるのです、たとえば、IT企業みたいにクーラーのきいた快適なオフィスでパソコンを
パコパコ叩くだけの仕事をやりたいのです、それに、IT産業なら少人数の天才プログラマー
さえいればいいですし、ボタン一つで無限にプログラムをコピーできますから、ようするにあまり
人を雇わなくても済むので人件費がかかりませんから高給をもらえるのです。しかし、あまり
人を雇わなくても済むという事は、そういう高給をもらえる産業はあまり雇用を生まないという事
でもありますから、そういう高給をもらえる産業にばかり優秀な人材が集中してしまうと国全体
としての雇用は減少してしまうのです。それに、アメリカ企業は利益に対してきわめてドライに
割り切りますから、今回のハーレー社のように、わざわざ人件費の高いアメリカ国内で作る
よりも、アメリカ人の雇用を犠牲にしてでも利益を求めて人件費の安い海外に進出したりするので
結局アメリカ国内の雇用は減少してしまうのです。