2018.06.26
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塾生減少に頭を抱える草加氏（提供写真）

　“ナンパ塾”の受講生が再逮捕され、“本家”の塾長が困惑している。

　警視庁は２２日、ナンパ術を教える「リアルナンパアカデミー（ＲＮＡ）」の関係先３カ所を家宅捜索した。１７日にＲＮＡの塾生の無職・羽生卓矢（３３）と不動産会社社員・大瀧真輝（２９）の両容疑者を集団準強姦容疑で逮捕したのを受けての捜索だ。羽生容疑者は５月にも準強制性交罪で捕まり、今回が２度目の逮捕となる。
　昨年４月１日未明、大瀧容疑者は飲食店勤務の女性（３２）をナンパし、あとで合流した羽生容疑者とともに西新宿にあるＲＮＡのマンションに連れ込んだ。そこで女性に酒を飲ませて酩酊させ、強姦した容疑だ。

「女性はリキュール酒を飲まされ、抵抗できない状態で代わる代わるレイプされたのち、午前９時半ごろ自力で帰宅。１年以上泣き寝入りしていましたが、５月の逮捕報道を見て警察に相談したそうです」（捜査事情通）

　一連の逮捕劇で迷惑をこうむっているのが東京・銀座で開講している「ナンパ塾」だ。テレビ出演やナンパ本の出版で有名な草加大介氏が２０年前に始めたもので、「ナンパ塾」を０８年に商標登録している。この名前があらぬ誤解を招くこととなった。草加氏が説明する。

「当初『ナンパ塾の塾生逮捕』と報じられたため、知り合いから『キミの塾だろ』『大丈夫か？』との問い合わせが相次ぎました。ウチの受講生ではないと説明したけど、イメージダウンが大きいのでテレビ関係者に相談。
ＴＢＳの『サンデージャポン』が僕のインタビューを放送してくれました。それでも受講のキャンセルが相次ぎ、８０万円以上の損害が出た。８０万円でも僕にとっては死活問題。廃業して区役所で生活保護を申請するとか、田舎に移住して畑を耕して暮らそうかと悩みました」

　草加氏のナンパ塾は女性と仲良くなる方法は教えているが、セックステクはコースにない。そもそも受講生の４〜５割が童貞クンで、純粋に恋人をつくる方法を教わりに来ている。レイプなど眼中にない真面目な人たちなのだ。
「５月の事件がやっと沈静化し、キャンセル者も戻ってきつつある。そこに再びＲＮＡ塾生の逮捕ですからね。また変な誤解を受けないかと心配です」（草加大介氏）

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