警察と連絡取りながら児童の安全確保
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180626/k10011496331000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

奥田小学校の校長は26日夜、記者会見を開き、当時の学校側の対応などを説明しました。

それによりますと、学校には、午後2時すぎに富山中央警察署から「刃物を持った男が学校近くに現れたので児童の下校を見合わせてほしい」と連絡があったということです。

当時、学校には、校外学習に出かけていた4年生を除くおよそ410人の児童がいました。職員3人が「さすまた」を持って入り口の警戒に当たる一方、児童には、現場近くの前庭を通らないよう指示を出したうえで体育館に集合させ、全員の無事を確認したということです。

その後、保護者が付き添って下校するようメールや電話で連絡し、午後4時から引き渡しを行いました。

飯野校長によりますと、亡くなった警備員はおととしから校内で進めていた耐震工事の現場の警備に当たっている4人のうちの1人でした。迎えに来た保護者や職員にも声をかけて誘導する気さくな人だったということです。

今後の対応について警察から「捜査の必要上、現場を保存するため、あすは臨時休校してほしい」と要請があり、市教育委員会と検討した結果、27日は臨時休校としました。
予定していた5年生の宿泊学習も延期することにしています。