電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、5月のパソコンの国内出荷台数が前年同期比17%増の46万台だったと発表した。出荷額は23%増の457億円。台数・金額ともに3カ月連続で前年実績を上回った。薄型軽量のノート型を中心に企業で買い替え需要が発生している。

 出荷台数の約8割を占めるノート型は21%増の36万台だった。このうち、持ち運びやすいモバイルノートパソコンは48%増の10万台と大きく伸びた。オフィスの外で働くテレワークなどが広がっており、軽量モデルの人気が高い。パナソニックなど各社は新型を投入し需要を取り込む。

 デスクトップ型は6%増の10万台だった。米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」のサポート期限が2020年1月に終了することから、企業の買い替え需要が全体を下支えしているようだ。

2018/6/27 16:25
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32299240X20C18A6X35000/