2007 年4月12日23時21分配信 毎日新聞

 福岡県警飯塚署は12日、中2の長男(13)らにひったくりをさせていたとして窃盗容疑で同県飯塚市の無職の母親(34)と
知人で飯塚市大分、無職、藤中正堅容疑者(20)、無職少年(15)の3人を福岡地検飯塚支部に送検した、と発表した。
長男と同級生の男子中学生(13)は2月に田川児童相談所に通告した。
 調べでは、母親と藤中容疑者は、長男らに指示し、2月1日午前10時前、同市長尾の路上で、無職女性(82)から
生活保護費など5万3000円が入った手提げバッグを奪った疑い。さらに10時過ぎに5人は桂川町中尾の路上で無職女性(55)
から現金9000円の入りの手提げバッグを奪った疑い。
 藤中容疑者と母親、無職少年は1月31日午後5時すぎ、長男の同級生と計4人で、飯塚市大分の路上で無職女性(77)を後ろから
押し倒し、現金1700円の入った手提げバッグを奪った疑いで、2月2日に逮捕された。その後長男を巻き込んだひったくりが判明した。
藤中容疑者が、金を貸していた母親に「借金を返すためにひったくりをやらないか」と誘ったという。