アメリカのロースクールの授業方法
お前らじゃ無理そう


ケーステキストは概ね1,000ページ前後にも及び、重厚なものである場合が多い。
教員によって授業の進度の違いはあるが、学生は、このケースブックを1科目につき、

週平均40ページから100ページ程度を事前に読んで授業に臨むよう求められ、
一人では到底消化ができないため何人かのグループを作り、
そのメンバーで手分けをして予習し議論をした上で授業に臨むことが多い。

授業における教員のスタイルは学生と教員間での質疑・対話による進行(ソクラテス・メソッドと呼ばれる)を徹底して用いるのが伝統的なものであるが、
ラングデル式は学生のプライドを傷つけ、過度に競争心を煽るものであるなど批判も多い。

そのため、近時は、教員が主に内容を解説する講義方式の授業を行う教員がいるなど、
内容に応じて様々であるが、一般に、教員が授業中に学生を指名して問いを投げかけたり、
学生が挙手して教員に質問したりする頻度は高く、
そのようなやり取りにおける積極性・内容を高く評価する評価システムがとられている場合が多い。