>>11
−−“容疑者”と疑われ続けている

「精神的につらくて、一応、薬を飲んでいるが、良くならない」

◆同9月12日
−−事件前の騒動について、看護師の間では誰が怪しいなどの話は出ていたのか

「内部で誰が、というのはなかった。ただ一度、事務長による関係者の事情聴取が行われたあとに、看護部長から、看護師の一人を名指しで犯人とする報告があった」

−−名指しされた看護師はどんな人か。そこから話は進展しなかったのか

「話はそこで終わり。その看護師は、ペットボトル事件の被害者で(殺人)事件が始まる直前に退職した。病院が証拠物を隠してしまったため、警察に対応してもらえなかった。」
「その看護師は『だったら病院で犯人を見つけてくれ』と(病院側に)訴えたが、対応してもらえなかった。それで、『このままじゃ、信用できないから』と言って退職された」

−−その看護師はいま何を。そのほかに連絡を取っている看護師はいるのか

「誰とも連絡を取ってはいない」

 −−ペットボトル事件やナース服切り裂きの事件が公になっているが、それ以外で嫌がらせなど記憶にあることは

「医師のカルテから何枚か、記入済みの紙が抜かれたということがあった。それも含めて何も表沙汰にはならなかった」

−−病院に対して思うことは

「管理体制、責任体制のずさんさを感じる。一番初めの事件で、警察を呼んでいたらだいぶ違っていたと思う」

−−看護部長とはどんな人か

 「スタッフに対する好き嫌いが激しい人だった。好きな子は呼び出してしばらくお話をしたりとか。喫煙所に連れて行って話したりとか。」
「おそらく、白衣切り裂きの犯人と(その看護師を)名指しした理由が、当事者のなかで(看護部長が)ランクを付けたときに一番下…、あんまり好きじゃないからだという話があった。好き嫌いで判断するのは問題だ」

−−自身は看護部長にどんな「ランク」をつけられていたと考えているか

「好かれてはいないけれど、かといって特別嫌がらせや、嫌なことを言われていたということはない。あくまで仕事上の、通常の関係だった」