神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 政治(30-045)
大阪毎日新聞 1923.4.12 (大正12)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=10102662&;TYPE=IMAGE_FILE&POS=1
驚くべき不逞鮮人の画策

義烈団の大陰謀事件

未曾有の爆撃を決行せんとし鮮人警部等十八名逮捕さる

準備金は頗る豊富 過激極まる不穏文書 外人技師を雇い爆弾製造


義烈団は以上の如く兇悪類なき所業を敢行するので鮮人側にも多少信用するものがあり資金を供給するらしく潤沢な運動費を擁している
三月十四、十五の両日鮮内に於て発覚した事件の如きも或る説では共産党と握手して
成功の後は有望なる金山の採掘権と現金百万円を共産党から提供するという約束の下に企てられたとの説もある位で
非常に大金を準備し居り爆弾の如きは上海の仏国租界に工場を設置し優秀なる外人技師を雇入れて既に約百個を製造した形跡がある
又爆弾と共に発見した『朝鮮革命宣言書』と題する印刷せる不穏文書約九百五十部には

一、朝鮮総督を始め在鮮日本官公吏を暗殺すること
二、日本の大官、公吏を暗殺すること
三、日本の諸施設を破壊すること
四、独立革命を妨げる在鮮日本人を暗殺すること

等を挙げ、目下鮮人参政権運動等を企てるものがあるが左様なことでは朝鮮より日本の勢力を駆逐することは出来ぬ
との意味を頗る立派な文章で認めてある