【逮捕前 久保木容疑者は】2018年7月7日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180707/k10011521251000.html

逮捕前、久保木容疑者はNHKの取材に対し、事件当時、病棟で異変が起きていたとしながらも、自身の事件との関わりについては否定していました。

久保木容疑者は、事件から1年となった去年9月、NHKの取材に応じた際、事件前の病棟の状況について、
「看護師のエプロンが切り裂かれたり、カルテが紛失したり、飲み物に漂白剤が入れられたりと、犯罪のようなことがいろいろ起こっていて、大丈夫だろうかと思っていた」などと話していました。

また、事件については、
「職員の中でも『最近亡くなる人が多いね』という話はしていたが、まさか事件で亡くなったとは誰も思っていなかったので、ショックだった」と話していました。

そのうえで、事件当初からみずからに疑いの目が向けられていたことに触れ、
「いろいろとやってもいないことをやったと言われ、私に目が向けられてすごく辛かった」と話し、自身の事件への関わりを否定していました。

さらに、看護師としての仕事については、
「療養病棟は寝たきりの人も多く、コミュニケーションがとれない人も多かったが、少しでも快適に過ごしてもらえるようお手伝いをすることが仕事と思ってやっていた」と語っていました。

そして、
「無差別だったのか患者が気に入らなかったのか全くわからないが、早く犯人を見つけてもらいたいし、なぜそんなことをしたのか知りたい」とも話していました。