肩を落とした鉄の背中がどこまでも続く

穢れた赤い雨が容赦なく降り注ぎ、装甲までも溶かさんとする

息を詰め、足音だけを見つめ、ただひたすらに爛れた大地を踏みしめる、敗残の騎兵

振り向けば、未練のないスローモーションとなる。

遠く弾ける鋼鉄のドラムが、地獄への道を急がせる。