> 1976年7月イタリアミラノ郊外の化学工場で、猛毒物質であるダイオキシン
> の放出事故が起こった。バッチ作業の終了時に、運転指示書を無視した条件
> で停止した。そのため、温度上昇と暴走反応によるダイオキシンの大量生成、
> さらに破裂板が作動し、ダイオキシンを含む内容物が大気に拡散した。1800
> ヘクタールの土壌が汚染され、22万人が被災し、後遺症に苦しんだ。暴走反
> 応やダイオキシンの発生ついて正しい知識が研究者や工場になく、高濃度ダ
> イオキシンの存在が分かっても、再確認するまで行政当局に連絡しなかった
> ため被害を拡大させた。後にセベソ指令やバーゼル条約といった安全対策の
> 基本を打ち出すことになった。化学産業では人類最大の事故の一つである。

http://www.shippai.org/fkd/cf/CC0300002.html