https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/k10011526181000.html

今シーズンのサンマ漁のトップを切って、北海道東部の沖で流し網漁が始まり、10日朝釧路港に初水揚げされました。

北海道東部の沖では、8日サンマの流し網漁が解禁され、午前3時ごろ、釧路港に漁船4隻が戻りました。

ことしは漁の不振を受けて出漁を見合わせた船が多く、水揚げ量は合わせて700キロと去年のおよそ3分の1にとどまりました。

一方、競りでは、サイズの大きい高いもので1キロ当たり3万3000円と釧路港としては、これまでで最も高い値がつきました。

サンマの流し網漁を行う漁業者などでつくる団体によりますと、北海道東部での流し網漁の水揚げ量は去年は3.3トンと、
15年前の1000分の1にまで落ち込んでいます。

釧路魚市場営業課の青木一哉課長代理は、「この値段は数も少ないが大きいサイズが少なかったからだろう。
サンマの数自体は去年、おととしと変わらず低水準で今後も期待できない」と話しています。

3万3000円の値が付いたサンマは、札幌や東京の市場などに送られるということです。北海道東部沖のサンマ漁は、
主力の大型船による「棒受け網漁」が、来月20日に解禁され漁が本格化します。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180710/K10011526181_1807101211_1807101250_01_02.jpg