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 ◇ならまちに開館

 動物の排せつ物を食べる糞虫ふんちゅうと呼ばれるコガネムシを観賞できる「ならまち糞虫館」(奈良市南城戸町)が8日、オープン。1階では、フンをかたどった球体の模型に複数のコガネムシを虫ピンで刺して展示し、国内外約100種類を「宝石」のように紹介している。

 同館を訪れた奈良市の薬剤師西慶子さん(58)は「こんなきれいな虫が見えないところでフンを掃除してくれているなんて感動」と驚いていた。

 2年前に農林中央金庫を退職し、私財を投じて開設した同市の中村圭一さん(54)は「多くの人の応援があってここまでできた。糞虫の見た目や自然への役割を知ってもらい、おもしろい虫だと感じてほしい」と話した。

 開館は土、日曜の午後1〜6時。入館料300円。問い合わせは、メール(nkmr0071@gmail.com)。

2018年07月10日
YOMIURI ONLINE
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