来年度予算の概算要求総額、5年連続100兆円超へ

 政府は、来年度予算の編成方針となる概算要求基準を閣議で了解しました。各省庁からの要求の総額は5年連続で100兆円を超える見通しです。

 概算要求基準では、高齢化で増え続ける「社会保障費」は、今年度と比べ6000億円の増額を認めました。公共事業などに充てる「裁量的経費」は10%減らすよう求める一方で、生産性向上など成長戦略に配分するおよそ4兆4000億円の特別枠を設けました。来年10月に予定される消費税10%への引き上げに備えた景気対策は、別枠での上積みを検討します。

 概算要求の額は5年連続で100兆円を超える見通しで、どこまで歳出を抑えられるかが焦点となります。

TBS News i
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