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点滴異物混入事件 ふだんから消毒液持ち歩きか
2018年7月10日 19時26分点滴に異物混入

横浜市の病院で点滴に消毒液が入れられ患者が殺害された事件で、逮捕された元看護師の女の看護服のポケットから消毒液の成分が検出されていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は、元看護師がふだんから消毒液を注射器などに入れて持ち歩いていた疑いもあるとみて詳しく調べています。

横浜市神奈川区の旧「大口病院」でおととし9月、入院患者の西川惣藏さん(88)と八巻信雄さん(88)が相次いで中毒死し、看護師だった久保木愛弓容疑者(31)が点滴に消毒液を混入したとして、西川さんへの殺人の疑いで逮捕されました。

久保木容疑者は事件の半月ほど前に消毒液のボトルをタオルに隠すようにして持ち運んでいるのを同僚に目撃されていましたが、その後の調べで、当時着用していた看護服のポケットから消毒液の成分が検出されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

久保木容疑者は、西川さんの病室に入ってから短時間のうちに点滴の管に直接、消毒液を注入したとみられていて、警察は、ふだんから消毒液を注射器などに忍ばせたうえで、看護服のポケットに入れて持ち歩いていた疑いもあるとみて詳しく調べています。