7/10(火) 19:44配信
毎日新聞

 新潟県教育委員会は10日、下越地方の県立高3年の男子生徒が、いじめを苦に自殺した疑いがあると発表した。近くいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定し、第三者委員会で自殺の経緯などを調査する方針。

 県教委によると男子生徒は6月27日に行方が分からなくなり、家族や県警が捜したところ28日に遺体で発見された。生徒はいじめを受けていたとの趣旨のメモを残しており、学校側が生徒たちに聞き取り調査をした結果、生徒によるいじめがあった可能性を把握したとしている。男子生徒への身体的な暴力は今のところ確認されていない。

 県教委はいじめを前提とした調査を進めており、結果がまとまり次第、遺族に報告し、第三者委員会に調査を要請する。花角英世知事は10日、「将来ある若者が亡くなられたことは残念でならない」とのコメントを発表した。【井口彩、南茂芽育】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000090-mai-soci