2018年7月11日7時4分 朝日新聞デジタル
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 岐阜県警は10日、豪雨で、岐阜県関市の刀匠の倉庫から保管されていた廃刀約40本が流されたと発表した。刀匠が探したが、まだ約20本が見つかっていない。刀でけがをしたなどの情報は寄せられていないという。

 関署によると、8日未明に関市を流れる津保川が氾濫(はんらん)した影響で、市内の刀匠の男性(33)宅の倉庫が流され、破損。10日に刀匠から遺失届が提出された。警察官が10人態勢で捜索している。

 倉庫に保管されていた廃刀は、古くてさびた刀や失敗作だった刀などで、新しい刀を作るために溶かす予定だった。刀匠は7日夜から留守にしており、8日昼にパトロール中の警察官が倉庫が流されているのを発見した。