廃刀とは混乱をふせぐための嘘

妖刀というものがある
最初に血を吸わせた者に取り付き、周囲に厄災をもたらしつつ宿命的に互いを吸い寄せ闘わせようとするものだ

このような力を持つ妖刀と呼ばれるものは、古来より名のある刀匠が死ぬ間際、思念を込めた最後の一振りに出現すると云われてきた。
古くは源平合戦から戦国時代を経て明治中期までその存在は確たるものとして知られていた。
それらの所在及び緒元を代々継承してきた関の刀匠たちは戦後の混乱期に再び収集し封印することに成功した。
そのうち名の知れた幾つかの名刀は関の刀匠たちによりレプリカが製作され国策として極秘裏に入れ替えられている。
鎮めらていたこれら20本の妖刀は平成30年の7月7日七夕、天ノ龍神の呪力により開放された>>240

どのくらいの妖刀かというと、外に放置してもサビ一つつかない妖力を帯びていて、周囲で不審な動物の死骸が多数発見されていて、ついに百数名レベルで死者が出始めたくらいの失敗作>>211

ときは流れ西暦2330年。
40 本それぞれの刀身を携えた、精悍な若人たちがついに全員集計した。
物語は走り出す。>>189

これより数年後、全国に散らばった40本の刀を40人の少年が受け取り、その頂点を決める熱い戦いが始まるのであった>>246

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