残りの6人の執行を待ちながら彼らの人生を振り返ろう

岡崎一明 親に捨てられ極貧家庭で育つ。高卒で働き会社では評価されたが養父母の身体障害やアルツハイマーで悩む
横山真人 東海大工学部卒業後、沖電工に就職。自分が技術開発を頑張るほど合理化でリストラが進むことに虚しさを感じる
端本 悟 早大空手部主将の熱血漢。友人をオウムから脱会させようとするうちに取り込まれる
林 奏男 定時制高校、夜間大学を出て技術者となる。真面目で誰からも評判がよく死刑判決文に「人間性を非難することはできない」と書かれた
広瀬健一 早大応用物理学科首席・卒業生総大。NEC中央研究所の内定を辞退し出家。被害者へ送った謝罪文の字の上手さが有名
豊田 亨 帝大時代の政治犯等を除けば東大発の死刑囚。物理学博士課程でノーベル賞を目指していたが先輩の野田に説得され出家。死刑判決分に「人格優秀、学業優秀」と書かれた