井上が最後に言った「まずはよし」ってのは、
20年以上に渡る獄中苦行の中で、若干心は揺れたものの、死守すべき教えの根本は最後まで保持し、
そして今生のゴール地点である悔いのない死を迎えられる事、及び、
今生への執着が無い自分をしっかりと確認出来た事に対する言葉だよ。

この最後の言葉が持つ意味は現信者達にとってはかなり重いよ(つまり殉職者)。
信者にとっては、キリストが十字架に張り付けられる時に発した言葉と同じ意味だよ。


警察もマスコミもオウム事件の本質と根本を遂に総括せずに素っ頓狂な事ばかりで終始したツケが、
こういう重大なメッセージを外側に漏らす結果に繋がってるんだよ。