被害が現実のものとなってからの対応は
しっかりやっている。
しかし、気象庁が「未曾有油の危機が迫
っている」とテレビで「生命を守る行動
をしてください」と呼びかけているさな
かに宴会をしていたことは、危機意識が
足りなかったと批判されても仕方がない。
もしもこの危機が迫っている時点で首相
みずからテレビに出て「危機が迫ってい
ます国民の皆さん直ちに避難を開始して
ください」と呼びかけていたら、一体
どれだけの命が救われただろうかと悔
やんでも悔やみきれない。
1986年 伊豆三原山噴火の際の中
曽根・後藤田・佐々の行動は見事だった。
率先してカミソリ後藤田が宰相を動かし
一人の犠牲者も出さず事を納めた。
国家に危機が迫るとき、一身を賭して
宰相を動かす、そんな本物の政治家が
今 いない。弁解の言葉を並べたてるだ
けの面々には失望している、本当に情けな
い。