[ABC Media]February 21, 2017
アラングリーンスパン元中央銀行総裁「ロンポールの金本位制についての解釈は正しい」
https://www.zerohedge.com/news/2017-02-20/alan-greenspan-ron-paul-was-right-about-gold-standard
今日の、いわゆる「不安定な財政制度」のリスクを軽減するのに金本位制が役立つと、グリーンスパンは主張している。
「今日、金本位制度に戻ることは破滅的な行動だとみなされている」
「しかし、もしも金本位制度が現在存在したら、現在のような困った状況に我々はいなかったであろう」
とグリーンスパンが主張している。
「19世紀の金本位制度は機能しなかったと一般に解釈されている」
「しかしそれは間違いだと思う。それは例えば、サイズの間違えた靴を履いておいて”快適ではない”と叫んでいるようなものだ。」
「金本位制度が失敗したのではない。政策が失敗だったのだ」

で、最大のオチはここだ。
「もしも金本位制度を今もやっていたら、現在のような無責任で際限のない借金地獄には落ちていなかったはずだ。なぜなら、金本位制度は、財政政策が絶対に、一線を越えないことを保障しているからだ」

これはまさに2年前に我々が議論したことである。そのときチャートを見せた。そのチャートでは、
下側90%のアメリカ合衆国市民の稼ぎの繁栄が、1971年8月のニクソンの金本位制停止以来、突然停止し、
「大安定期Great Moderation」が勃発し、
アメリカ合衆国の借金が増大し、
トップ1%以外の実質収入が停滞した。

「なぜトップ1%は金本位制度を嫌うのか」で我々が述べたように、そして上のチャートを見ても分かるように、
トップ1%およびトップ1%を守っている先進国市場の中央銀行制度・トップ1%の下僕をやって身分が保障されて喜んでいるエコノミスト・トップ1%に買収された政治家・トップ1%に手下にされたマスコミ
にとって、金本位制度に戻ることは、最大の脅威なのだ。