大雨の影響で崩落した参道の一部(福知山市大江町佛性寺・天岩戸神社)
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 大雨の影響で、天岩戸神社(京都府福知山市大江町佛性寺)の参道の一部が崩落した。本殿は無事だったが、全国から参拝者が訪れる神社だけに、氏子の地元住民たちは頭を抱えている。

 同神社は内宮、外宮とともに元伊勢三社の一つとして知られ、一帯は府歴史的自然環境保全地域に指定されている。険しい岩壁に立つ本殿は市のPRポスターにも採用され、名所となっている。

 8日朝、本殿に通じる川沿いの参道で、ベンチや案内看板を設置していた一角が崩落しているのを住民が発見。地元の祭事でも使っている場所だが、増水した川や山からの雨水で流されたとみられる。

 府や市にも連絡したが、再建できるかどうかは不透明という。氏子総代の岩松英昭さん(75)は「こんな被害は初めて。全国から人が訪れるので、早く何とかしたい」と話す。

京都新聞 2018年07月12日 09時30分
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