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13日朝、岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原の伊吹山の山裾で、わなに掛かっている
ツキノワグマの成獣2頭が相次いで見つかり、町有害鳥獣捕獲隊員によって射殺された。
発見場所から最も近い民家は約200メートルの所にあり、垂井署と町は住民に注意を呼び掛けている。

署によると、同日午前6時30分ごろ、町役場から北東約800メートルの山中で、
同隊の男性隊員がイノシシやシカを駆除するため仕掛けたわなに雄のクマ
(体長約1・2メートル、体重約45キロ)が掛かっているのを発見。その1時間20分後、
今度は町役場から北西約1・8キロの山中で、別の男性隊員がわなに掛かった雌のクマ
(体長約0・9メートル、体重約30キロ)を見つけた。いずれも隊員が町に連絡し、その場で射殺した。

町によると、クマの出没が多いのは通常9〜10月。「今は山に木の実などがなく、
食べ物を求めて民家に近づいてくる危険性もある」とし、防災行政無線で不要不急の山中への
立ち入りは避けるよう呼び掛けた。署などと連携し、小中学生の登下校時を中心に見回り活動を強化していく。