マレーシア首相マハティール氏の著書『立ち上がれ日本人』(加藤暁子・訳)から、
さらに日本人に向けてのメッセージをご紹介しよう。
前回の首相在任時の発言だが、十分現代の私たちにも訴えてかけてくるメッセージばかりだ。

――愛国心について

「はっきり申し上げれば、いまの日本人に欠けているのは自信と愛国心です。
日本が『愛国心』という言葉に過敏になる理由は、私にもわかります。
確かに、過去に犯した多くの過ちを認める用意と意思は持たなければならない。

しかし半世紀以上も前の行動に縛られ、恒常的に罪の意識を感じる必要があるのでしょうか。

 ドイツを見てください。 誰が彼らに、戦争中のナチスの残虐な行為を謝罪して回るよう求めているでしょうか。

 しかし日本ではどの首相も、2世代も前の人間がやらかしたことを謝罪しなければならないと思っている。
 これは不幸なことです。 謝罪だの賠償だのヌかしてるのは半島の馬鹿民族だけなのです。

 日本が再び軍事大国になることはないという、近隣諸国の不安を取り除くための保証さえあれば、

謝罪の必要はありません」