文部科学省の前局長の受託収賄事件で、局長の子どもの入学に便宜を図ったとされる東京医科大学が、ほかにも、今回の入試の前から長年にわたって、
いわゆる裏口入学のリストを作成していたことがわかった。

FNNは、その内部文書を入手した。

この文書は、過去の入学試験の直前に、東京医大の幹部から入試の選考委員に渡されたもの。

文書には、受験番号、受験生の氏名、OBである保護者の氏名、卒業年度、出身地、そして、このOBを紹介した東京医大関係者の名前が記されている。

紹介者の欄には、個人名のほかに、内科OB、孫、病院副院長などの具体的な立場も書かれている。

また欄外には、手書きで「同窓会」と記されていて、これが大学OBに関わるリストであることがわかる。

さらに別の年の入試に関する文書では、優先して合格させたい受験生を第1候補、第2候補に分けたうえで、名前の横に2重丸や丸などを書いて、
優先順位をつけてリスト化されている。

また、受験者名の右横には、1次試験である学科試験での順位が示されている。

そして2次試験の小論文の点数も一覧となっていて、合格のボーダーラインに達していない受験生には、小論文の点数を加点させていたことがうかがえる。

関係者によると、こうした裏口入学に関してのリストは、大学幹部の指示で、長年にわたって作成されていたという。

今回の受託収賄事件では、東京医大トップの臼井正彦前理事長と鈴木 衛前学長が裏口入学に関与したことがわかっているが、東京地検特捜部は、
大学側などから裏口入学に関わる複数のリストを入手していて、実態解明を進めている。

林文部科学相は、閣議後の会見で、「(東京医科大学“裏口入学”リスト作成について?)もし、そういうことが事実であれば、誠に遺憾で、
大学教育の信頼を損なう重大な問題」と述べ、裏口入学リストに、官僚の名前が記載されていたことについて問われると、「現在捜査中なので、まずは、
捜査に全面的に協力していく」と述べている。

一方、東京医科大学は、裏口入学リストについて、「そのような事実は把握していません」とコメントしている。

FNN

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00010011-houdoukvq-soci

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