●ニム・ウェイルズ『アリランの歌』1941年
朝鮮人は、極東でいちばん器量のよい民族だ、と私はすぐさま決め込んでしまった。
かれらは、背が高くて、神経が太く、体力が強くて、つねに手足の釣合いがとれている。
……多くの朝鮮人は非常に美しい横顔をしている。顔付きには、日本人と中国人の特徴が混じっていることがよくある。
日本でも中国でも、朝鮮人は映画スターとして歓迎される。
……朝鮮婦人には、デリケートで天女のような性質をもつ全く美しい女がよくいる。

他にくらべてこんなにも美しく聡明で卓越して見える民族が、
たしかに外見の引立たない小柄な日本人に屈従しているのを見るのは、
何となく生物学的に不釣合いな感じがする。(pp. 9-11)