2018.7.18 11:15
 滋賀県東近江市で準大手ゼネコンが進めていた倉庫建設工事をめぐり、湖東生コン協同組合(同市)の幹部らが同組合加盟業者と契約を結ぶようゼネコン側を脅したとして、滋賀県警は18日午前、恐喝未遂容疑で同組合の幹部(59)ら4人への事情聴取を始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。


 県警は同日朝、同組合の事務所など関係先に家宅捜索に入った。

 問題となっているのは、清涼飲料水メーカーの工場の倉庫建設工事。ゼネコンから業務委託を受けた関連会社が、同組合に加盟していない業者と生コンの供給契約を結んでいたという。

 捜査関係者によると、幹部らは共謀し平成29年3月〜7月、工事現場で繰り返しクレームをつけるなどしてゼネコン側に圧力をかけ、組合加盟業者と契約を結ぶよう要求した疑いが持たれている。ゼネコン側は要求を断ったという。

 湖東生コン協同組合は東近江市などの生コン業者で構成され、地域の工事などで生コンの供給契約を仲介するなどしている。

https://www.sankei.com/smp/west/news/180718/wst1807180047-s1.html