県産桃のタイへの輸出促進のため県は17日、サッカーJ3福島ユナイテッドFCと協力、現地での親善試合に絡め各種PR活動を行うと発表した。親善試合は来月8日、タイ中部パトゥムタニーで現地チームと行い、県産桃を観客に無料配布し相手チームにも贈る。7日には選手が首都バンコクの百貨店でセールスも行う。石堂和人主将は「僕自身、福島の桃が大好き。(現地の人に)口にしてもらい、良さを知ってほしい」と話した。

 タイでは3月、県産ヒラメなどの鮮魚フェアが放射能への風評により反発を招き、中止に追い込まれた。県は今月下旬から始まる桃輸出を支えるべく、以前から試合での県産品販売などで風評払拭に取り組んできた福島ユナイテッドにアシストを依頼した。

 また、同国や中国、香港など5カ国・地域のジャーナリストを今月中に相馬原釜漁港(相馬市)や福島市の果樹農園などに招き、視察を通し正確な情報発信につなげる。

2018.7.18 07:01
産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/180718/rgn1807180005-n1.html