2018年7月19日
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 19日午前10時15分頃、東京都練馬区大泉町の都立大泉桜高校から、複数の生徒が体調不良を訴えているとの119番があった。東京消防庁によると、体育館にいた生徒の男女25人が「気分が悪い」などと熱中症とみられる症状を訴え、このうち女子生徒10人が病院に搬送された。全員、軽症とみられる。

 学校によると、体育館では午前9時から、全校生徒約700人を集めて、防犯教室が開かれていた。体育館にエアコンはなく、扇風機を回していた。

 体育館にいた女子生徒の一人は「風通しが悪く、サウナのようだった。防犯教室の途中でうずくまったり、退出したりする生徒が相次ぎ、終了後も多くの生徒が頭痛や吐き気を訴えていた」と話した。

 気象庁によると、同区では当時すでに32度近くまで気温が上昇していた。警視庁石神井署が当時の状況を調べている。