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台風10号 21日に沖縄接近へ 暴風や高波に警戒を
2018年7月21日 2時24分気象

台風10号は、那覇市の東南東の海上を北西に進んでいて、21日朝から昼前にかけて暴風域を伴って沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。台風の接近に伴って沖縄と鹿児島県の奄美地方では、風が強まり波も高くなる見込みで気象庁は、暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。

気象庁の発表によりますと、台風10号は、午前2時には那覇市の東南東200キロの海上を1時間に20キロの速さで北西へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の北東側500キロ以内と、南西側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風は、発達しながら北西よりに進み、21日朝から昼前にかけて暴風域を伴って、沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。

沖縄県の北大東空港では、午前1時すぎに31.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。

沖縄 奄美で、21日予想される最大風速は、沖縄本島地方で30メートル、奄美地方で25メートル、最大瞬間風速は、35メートルから45メートルに達する見込みです。

波も高まり、沖縄 奄美では8メートルの大しけになると予想されています。

また、沖縄 奄美では、台風周辺の発達した雨雲がかかり、21日夕方にかけて雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。

21日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで沖縄本島地方で200ミリ、奄美地方で180ミリ、九州南部で150ミリと予想されています。

気象庁は、暴風や高波に警戒するとともに、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

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