おもちゃメーカーと鉄道会社が全国で展開するキャラクター「鉄道むすめ」の86人目で、JR山陰線城崎温泉駅(兵庫県豊岡市城崎町今津)で働いているという想定の「城崎このり」が21日、デビューした。

 鉄道むすめは、タカラトミーの関連会社「トミーテック」が中心となって展開し、フィギュアなどのグッズが人気を集める。JR西日本では、和歌山県・白浜駅の「黒潮しらら」に続き、2人目のキャラ。

 城崎このりは、JR新大阪駅と城崎温泉駅を結ぶ特急「こうのとり」から名前を取ったという。この日は、同駅でお披露目イベントがあり、高さ約1・5メートルの撮影用パネルが登場。荒木正彦駅長から“辞令”が手渡された。荒木駅長は「従来の城崎ファンに加え、新たな層の観光客へのPRになってほしい」と話した。

 同駅ではこの日から、駅員たちの浴衣着用も始まった。駅員の浴衣着用は2008年から毎年夏などに続けており、一定期間以上の着用はJR西で唯一という。8月19日までの週末を中心に浴衣姿で勤務する。

 岐阜市から城崎を訪れた夫妻は「涼しそうだし、城崎温泉らしくて思い出になる」と笑顔だった。




神戸新聞NEXT 2018/7/22 05:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201807/0011467340.shtml