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広島 呉 新たなポンプ確保 1か月ほどかけ断水解消へ
2018年7月21日 23時10分豪雨

今回の豪雨による被害で、なお3000世帯以上で断水が続いている広島県呉市では、市が住宅地に水を送る新たなポンプを確保し、今後1か月ほどかけて断水を解消させることになりました。

今回の豪雨で大きな被害が出た広島県呉市では、なお8つの地区の合わせて3700世帯で断水が続いています。

このうち、およそ3200世帯が断水している川尻地区では、豪雨による土石流で住宅地に水を送るポンプの施設が流され、復旧のめどが立たない状況になっていました。

これまで、呉市では、大量の土砂に埋まったポンプを掘り起こして再利用することを検討していましたが、深刻な破損状況だったため、新たに別のポンプを確保したということです。

新たなポンプは土石流のあった現場から100メートルほど離れた場所に置く計画で、設置に時間がかかるため、断水が解消されるまでには、今後、1か月ほどかかる見通しだということです。

川尻地区では臨時の給水所が17か所設けられていますが、1度に多くの水を持ち運べないお年寄りも少なくないということで、呉市は「断水が解消できるまでは、給水車で地区を巡回して水を配るなどして少しでも住民の負担を軽くしたい」としています。