https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180721/1060002398.html

毒に注意 ヤマカガシ学ぶ展示会
07月21日 11時54分

夏休みの子どもたちが森などに出かける際に注意してもらおうと、日本に広く生息する毒ヘビ「ヤマカガシ」を知ってもらう展示会が、群馬県太田市で21日から始まりました。

太田市にあるは虫類の研究・展示施設「ジャパンスネークセンター」の会場には、群馬県や岡山県など7か所で捕獲された「ヤマカガシ」が展示されています。

ヤマカガシは本州から九州にかけて森や田んぼなどに生息する毒ヘビで、かまれると死亡する場合もあります。
生息する地域によって体の色や大きさが違うのが特徴で、関東に多い赤と黒のまだら模様や西日本に多い青いヤマカガシなど、いずれも体長80センチほどのものが展示されています。
会場のパネルでは、刺激をしなければヤマカガシが人を襲うことはないことが説明され、見つけても近づかないように呼びかけています。

日本で唯一、ヤマカガシの毒の血清を製造しているジャパンスネークセンターの山崎陽平研究員は「去年も小学生がヤマカガシにかまれて意識不明の重体になる事故がありました。夏休みの子どもたちが出かける機会が多くなりますが、ヘビを見つけても捕まえようとしないでもらいたいです」と話していました。
この展示会は、10月31日まで開かれます。