ネットの人権侵害、法務局が管理人に削除依頼も
2018年07月22日 09時14分
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180722-OYT1T50008.html?from=ytop_ylist

 全国でインターネット上の人権侵犯事件が急増している。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及が一因とみられ、法務省は早めの相談を呼びかけている。

 各地の法務局が取り扱ったネット上の名誉毀損きそんやプライバシーの侵害は、2012年の671件から、17年には3・3倍の2217件に増えた。

 被害者からは「掲示板に悪口を書かれた」「事件と無関係の人物が、容疑者としてSNSに投稿されている」などの相談があった。
 ネット上の人権侵害は匿名の書き込みが多く、書き込んだ人物を特定して改善を求めるのは難しい。法務局は人権侵害の書き込みがあれば、掲示板の管理人やプロバイダーに削除などを要請している。17年の削除要請件数は568件だった。
 相談は法務局の窓口や電話(ソース元で)、ネット(ソース元で)で受け付ける。