◆<窃盗容疑>仲間がマニュアル置き忘れ 振り込め指示役逮捕

振り込め詐欺で高齢者から現金を盗んだとして、警視庁赤坂署は26日、詐欺グループのリーダーで指定暴力団神戸山口組の2次団体「宅見組」幹部、三木秀美容疑者(44)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。
グループのメンバーがコンビニに詐欺マニュアルなどを置き忘れ、グループの摘発につながった。

同署によると、グループは東京都内のビジネスホテルなどを転々としながら、高齢者を狙った電話をかけていた。
今年3月、かけ子の男(30)が、電話をかける際に使うマニュアルや、高齢者の連絡先などが記された名簿をコピーするためにコンビニに立ち寄り、マニュアルや名簿、5〜6台の携帯電話の入った茶封筒を店内に忘れたまま店を出た。
不審に思った店長が警察に通報し、押収された。

同署は4月以降、この男ら4人を相次いで逮捕。
その後の捜査で、グループのリーダーである三木容疑者の関与が浮上した。
三木容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は2月、千葉県の80代の女性に「医療費の還付金がある」などとうそを言ってキャッシュカード2枚を受け取り、現金約190万円を引き出したとしている。

毎日新聞 2018/7/26(木) 12:41
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