7/27(金) 17:19配信
時事通信

 台風12号の接近により、花火大会など各地の夏の風物詩が27日、相次ぎ延期や中止となった。

 夏休みの序盤、家族連れなどの行楽に影響が出そうだ。

 毎年、100万人近くを集める東京・隅田川の花火大会について、実行委員会は打ち上げの1日延期を決めた。順延は1997年以来。墨田区の担当者は「雨は大丈夫だが、風と雷は危険なので仕方がない」と肩を落とした。

 神社の祭礼として600年近い伝統があり、日本の三大川祭りとして知られる「尾張津島天王祭」(愛知県津島市)は規模を大幅に縮小。5隻の巻藁(まきわら)船が天王川にこぎ出すメインイベントは、直前の天候を見て実施を判断する。担当者は「神事だけに、簡単には中止できない」と弱り顔だ。

 60万人が足を運ぶ静岡市の安倍川花火大会も中止に。今年は65回目の節目だったが、打ち上げ場所の安倍川の中州の増水を警戒した。 

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