2018年7月31日6時27分
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藤田嗣治展の内覧会で「五人の裸婦」(右)と「舞踏会の前」を鑑賞する参加者たち

 日仏を舞台に活躍した画家、藤田嗣治(つぐはる、1886〜1968)の画業を油彩画を中心にたどる史上最大級の回顧展「没後50年 藤田嗣治展」が31日から、東京・上野の東京都美術館で始まる。30日に内覧会があり、招待客らは「素晴らしき乳白色」と呼ばれた肌を持つ代表作「五人の裸婦」(23年)や「舞踏会の前」(25年)などに見入った。

 展覧会は、初期作から裸婦像、戦時中の作戦記録画、戦後の宗教画や子どもの絵まで約120点を8章だてで紹介。晩年にはフランス国籍を得た藤田の激動の画業を紹介している。
 開会式で真室佳武・同館館長は「藤田芸術の神髄に触れていただきたい」とあいさつ。監修者で美術史家の林洋子さんは報道陣に「藤田が歴史的な存在になった今、作品本位の展覧会を考えた」と話した。
 10月8日まで。月曜と9月18日、25日は休室(8月13日、9月17日、24日、10月1日、8日は開室)。
 同19日から12月16日まで、京都国立近代美術館に巡回予定。
 詳しくは公式サイト(http://foujita2018.jp/別ウインドウで開きます)で。

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