07月31日 12時51分

30日夜、深浦町の農道で60代の男性がクマに襲われ、顔や腹にケガをしました。
警察や町はパトロールを強化するなどして住民に注意を呼びかけています。

30日午後6時半すぎ、深浦町広戸の農道で、近くに住む61歳の男性が犬の散歩中に突然クマに襲われました。

男性はクマに覆いかぶさられてかまれたり爪でひっかかれるなどして、顔や腹にケガをしました。
命に別状はないということです。

クマは体長1メートル50センチほどで男性を襲ったあと、林の中に逃げていったということです。

現場は、県立木造高校深浦校舎からおよそ500メートル南東の農道で、付近には住宅が点在しています。

警察によりますと、現場近くの住宅では、去年10月にも75歳の男性が庭でクマに襲われ、頭や首にけがをしたほか、7月16日にも、付近の田んぼでクマの目撃情報が寄せられていました。

警察や町は、周辺のパトロールを強化するとともに防災行政無線を使って住民に注意を呼びかけています。
男性が襲われた場所のすぐ近くに住む30代の女性は、「しばらくは、5歳の娘との散歩は控えようと思います。町には周辺の草を刈り取るなどの対策を考えてほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180731/6080001735.html