パリでゴミ拾いの仕事をしている人たちは
500年前からそうしているそうだ。

中世時代に荘園領主と協会からの搾取に
あっていた労働者たちが、技術革新を通して
生産量を増やし、税を収めても十分な余剰を
生産できるようになって、余剰物の交換を
行う場所が市場になり、市場が町になり
やがて都市になった。

都市では工業製品を作って農産物と交換する
人々が現れ、やがて富裕層となっていった。
だから、中世が終わりルネサンスを迎える
頃になって都市ができ、その頃からゴミ拾いを
生業とするものも現れたわけだ。

だったら、日本人はこれから先100年200年と
ゴミを拾っていけばいい。そうやって新しい
伝統を数百年かけて刻んでいけばいい。