これが日本だ!!


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保育園児たち、晴れの日は「お散歩ごみ拾い」 “人気”はタバコの吸い殻

 高山市高根町上ケ洞の高根保育園児たちが、晴れの日の散歩を兼ねたごみ拾いを続けている。
毎回1時間半ほどの散歩でごみ袋はいっぱいに。20日も5キロほど拾った。

 「ほうら、外見てごらん、日が出てきたよ。お散歩行こうか。雪が積もったら行けなくなっちゃうもの。
ひょっとしたら今日が最後かもしれんよ」
 午前10時半すぎ、中野八重子園長(51)の呼び掛けに「行くー」と大きな声で返事をした9人は、
晴れの日恒例の「お散歩ごみ拾い」に出発した。
 お散歩ごみ拾いを始めたのは6月。町内に散歩に出かけたところ、ごみが散乱しているのにショック
を受け、どうせなら散歩ついでに拾おうと始めた。

 国道361号沿いを、冬の暖かい日差しを浴びながら歩く。道端に積もった雪に夢中の3歳児も、
年長児が次々に大きなごみを拾ってくるのを見て、だんだんやる気になっていく。
 散歩はさながら宝探しのよう。進んだり戻ったりしながら、目を皿のようにしてごみを探す。見つけた
園児は、誇らしげに拾ったごみを掲げながらごみ袋を持つ中野園長のところまで駆けてくる。
 きらきら光るプラスチックのかけら、空き缶、菓子袋。中でも“人気”はたばこの吸い殻だ。ごみを
見つけるのが人一倍早い年長児の田水りほちゃん(6つ)は言う。「ごみを拾うの楽しいよ。でも、私は
絶対捨てない」

 中野園長は「車からポイ捨てする人が本当に多い。でも子どもたちにはいい運動。ごみを探して動く
から、普通に散歩する倍の距離は歩けます」と話していた。 (田中綾音)

北陸中日新聞(岐阜)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/gif/20061221/lcl_____gif_____008.shtml

画像:拾ったごみを得意げに袋に入れる園児たち=高山市高根町で
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/gif/20061221/g10.jpg