2018/7/31
クリミア架橋関与で制裁 EU、6企業・団体対象
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33644080R30C18A7000000/
 【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)は31日、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土との間の海峡の
橋建設に関与した6企業・団体を、EU域内の資産を凍結するなどの制裁の対象に含めたと発表した。
 EUは、架橋への関与で「違法に併合されたクリミア半島のロシア支配強化を支えた」と指摘。
ウクライナの領土の一体性と主権、独立を脅かしたとしている。
 今回の措置で、ロシアによるクリミア併合に絡んでEUの制裁対象となった企業・団体は計44。
EUはこのほか個人155人に対し、資産凍結と渡航禁止の制裁を科している。橋は今年5月に完成した。

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2018年3月14日
ロシア 「クリミア返さぬ」 幅19キロ海峡に巨大橋建設
https://mainichi.jp/articles/20180314/k00/00m/030/183000c
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/03/14/20180314ddm001010008000p/6.jpg
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/03/14/20180314ddm001010010000p/6.jpg
ウクライナ南部クリミア半島をロシア本土と直接結ぶ「クリミア橋」の建設現場=クリミア東部ケルチで2月

 春まだ遠い海の沖合に向け、巨大な橋「クリミア橋」を架ける事業が急ピッチで進んでいた。ウクライナ南部クリミア半島の東端ケルチ。
幅19キロの海峡の先にロシア本土がある。半島とロシアを洋上橋で結ぶ事業には、「クリミアをウクライナには絶対に返さない」との
プーチン露政権の意思が表れている。
 2014年2月にウクライナで政変が起こると、ロシアは同3月18日にクリミアを自国領に一方的に編入した。
「クリミア橋」建設は16年にスタート。クリミア半島は北部でウクライナ本土と陸続きだが、ロシアとはケルチ海峡で隔てられている。
しかし、今年末までに高速道路の橋を架け、来年末までにはさらに鉄道も通す計画だ。半島突端のケルチから半島中部の
行政中心地シンフェロポリ、さらに半島西部のロシア黒海艦隊の本拠地セバストポリを結ぶ道路建設も同時並行で進められている。
 ケルチは他のクリミアの都市と同様、道路は穴ぼこだらけで疲弊した街にみえる。だが、地元の商店経営の5…