【慰安婦問題の原点】 「吉田証言」重用でウソ拡散の朝日、いつの間にか内容を否定〜非は認めず、「真偽は確認できない」[05/21]
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アヘン密輸にからみ入獄したこともある吉田を「職業的詐話師」と呼ぶ現代史家の秦郁彦が吉田と
朝日の関係を調べたところ、朝日は慰安婦問題が注目されるようになった3年半ばからの1年間に、
吉田を4回も紙面に登場させている。もちろん、それ以前にも何度か取り上げた上での話だ。

例えば3年10月10日付の記事(大阪版)では、吉田が「慰安婦には人妻が多く、しがみつく子供を引き
はがして連行」などと語るインタビュー記事を載せている。だが、貧しく慰安婦のなり手に事欠かなかっ
た時代に、わざわざ子持ちの人妻を連行する必要性があったというのか。

朝日は4年1月23日付夕刊の1面コラム「窓 論説委員室から」では吉田の言葉を引用してこう書いた。
「(朝鮮)総督府の五十人、あるいは百人の警官といっしょになって村を包囲し、女性を道路に追い出す。
木剣を振るって女性を殴り、けり、トラックに詰め込む」「吉田さんらが連行した女性は、少なくみても
九百五十人はいた」

このコラムは吉田のことを「腹がすわっている」と持ち上げすらしているが、当時、朝鮮半島の地方では
巡査はほぼ100%朝鮮人だった。吉田は『私の戦争犯罪』を出す6年前の昭和52年に出版した『朝鮮人
慰安婦と日本人』では、奴隷狩りで女性を集めたとは書いてはおらず、朝鮮人地区の女ボスの手配と
している。

ただ、朝日も徐々に吉田の話を疑問に思い始めたようで、強制連行や吉田証言に対する論調を変え
ていく。平成9年3月31日付朝刊の慰安婦問題特集記事では、吉田についてこう書くに至った。

「朝日新聞などいくつかのメディアに登場したが、間もなく、この証言を疑問視する声が上がった。
(吉田が奴隷狩りを行ったと証言した韓国の)済州島の人たちからも、氏の著述を裏付ける証言は出て
おらず、真偽は確認できない。吉田氏は『自分の体験をそのまま書いた』と話すが、『反論するつもりは
ない』として、関係者の氏名などのデータの提供を拒んでいる」

結局、吉田証言を何度も紹介したことの非は認めず、「真偽は確認できない」とするにとどまり、訂正
はしていない。朝日の前主筆、若宮啓文は昨年9月に出版した著書『新聞記者 現代史を記録する』の
中で次のように振り返っている。

「朝日新聞もこれ(慰安婦問題)を熱心に報じた時期があった。中には力ずくの『慰安婦狩り』を実際に
行ったという日本の元軍人の話を信じて、確認のとれぬまま記事にするような勇み足もあった」